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『HUNTER×HUNTER』連載再開が望まれる、少年漫画の最高峰【ネタバレなし】

週刊少年ジャンプのレジェンド枠ことハンター×ハンター

連載が再開される際には他の漫画が打ち切られてしまうことがある。
それが許されてしまうほどにズバ抜けた面白さを持つ異質な作品です。

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概要

主人公・ゴン=フリークスがまだ見ぬ父親と会うことを目指し、唯一の手がかりであるハンターになるために旅の仲間と共に奔走する冒険活劇。

作者は冨樫義博週刊少年ジャンプにて休載中。

あらすじ

父親が生きていることを知ったゴンは、父や恩人と同じく「ハンター」となるために試験を受けに旅立つ。道中で同じくハンターを志すクラピカ、レオリオ、キルアと出会い、助け合いながらハンター試験を終える。

試験を経て彼らの事情を知ったゴンは父を探す道すがら、仲間たちに力を貸すことを決意する。

ハンター×ハンターの魅力

複雑ながら分かりやすい念能力バトル

ハンター試験編が終わると本格的なバトル漫画に移り変わっていくのですが、そこで導入された「念能力」の設定が天才的です。

この念能力の登場で「ゴンは釣り竿」、「クラピカは木刀」といった元の個性を捨てたのには驚きでしたが、作品全体の魅力はグッと引きあがったといえます。

バトル漫画としても大きく飛躍し、誰にも先が予想できない息を呑むバトルが展開されるようになりました。


個々の設定も実に作りこまれていて、一見単純そうな能力バトルが作者の手によって物凄く複雑な頭脳戦に色付けされている。
それでいて読者からはどうなっているのか分かるよう描写するのだから凄まじいです。

練り込まれたストーリー

既巻33巻ながら大きく分けて7つほどの物語が展開されている本作。
そのどれもが綿密に作りこまれていてボリューム感があります。

 特に前述した念能力が登場してからは日常パートでもスリリングになり、
なんともいえない緊張感が更に面白さを増しているんです。

また、天空闘技場編のような修行の話もテンポが悪くならない。
話の面白さも停滞せずしっかりと意味合いを持たせる辺り才能が感じられます。

容赦のない展開が生み出す魔力

この漫画、中盤からはかなりダークファンタジーの色合いが強くなっていくんですが
少年誌とは思えないほどに残酷な描写があり、アッサリとキャラクターが死にます。

ある時はキャラクターの突然の死を悲しむ間もなく別の主要キャラがやられて・・・なんてことも。

しかしそういった容赦のない展開によって敵との戦力差が分かりやすくなり、
幻影旅団やキメラアント等の強敵を一層際立たせるんです。
ダークさが醸し出す雰囲気から得体の知れない敵がとてつもなく強大に見えるのも流石。

読んでも読まなくても後悔する作品

間違いなく読んで後悔のない漫画だと断言できます。


しかし、これだけ面白い作品なために休載だけが惜しまれます。
それも区切りの良い部分でストップさせるでもなく、次回を期待させる展開で読者を煽ってからの無期限休載ですからね(笑)

これから読むという方はGI編が終わった辺りで一区切りするのが幸せなのかもしれません。なんせ2年以上も先が読めないかもしれませんから・・・。

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