『進撃の巨人 22巻』座標と壁の向こう側【ネタバレあり】
2018年に3期が放送されることが決まった進撃の巨人。
原作未読の人からしたら2期は物凄い衝撃があったでしょうし、新たな疑問を残す終わり方をしたものだから悶々としていることと思います(笑)
そんな進撃の巨人、今回は最新刊22巻のネタバレ感想を書いていきます。
あらすじ
多大な犠牲を出しながらも「超大型の巨人」「鎧の巨人」を倒し拘束した調査兵団、
エレンとリヴァイは私情を優先しアルミンを巨人化させ蘇生した。
ついに地下室に到達したエレン達はグリシャの残した文献により、
この世界の真実を知ることになる。
22巻の内容
息子であるジークに摘発されグリシャ及びエルディア復権派は
「楽園」送りにされます。
そこはエルディア人を知性のない巨人に変化させ、壁へと進行させる地獄。
つまり・・・壁の外にいた巨人は全て楽園送りされたエルディア人だったんです。
仲間や妻が巨人化させられていく中グリシャは
フクロウとして潜伏していたエレン・クルーガーによってただ一人生き残る。
その後クルーガーから「始祖の力」の奪還を命じられたグリシャは、
クルーガーの力「進撃の巨人」を継承しその力は現在のエレンへと受け継がれていきます。
これがグリシャとエレンの過去であり、エレンの巨人化の力の秘密でした。
22巻の感想
前巻に引き続きですが、過去編。
一気に真相が解明されたため何度か読み返しました。
・・・個人的に戦士組が好きという贔屓目を抜きにしても、エレン・アルミン・ミカサの3馬鹿が若干ウザキャラになってる気がする(笑)
ライナーとかベルトルトって完全に被害者っぽいしなぁ・・・
ほぼほぼこちら側に感情移入してしまっています。
結局、エレンの主要な味方はご都合主義で全員生存していますしね。
仲間がいつ死ぬか分からないシビアな世界という印象はだいぶ薄れてしまった。
グリシャの前妻=エレンの母、ハンネスを殺した巨人
驚きましたし、中々キツい設定ですよね。
巨人化する前に言うセリフが「どんな姿になってもあなたを探し出すから」ってのがさらに追い打ちをかけてきます。
知能の無い巨人にされても、グリシャのことを忘れていなかった。しかしそのせいでグリシャやエレンに繋がりの深い人間を殺してしまうという・・・。
ダイナ巨人の最期が巨人(エルディア人)に喰われるというのもくるものがあります。
「進撃の巨人」とクルーガー
ハンジに茶化されましたがあのシーンは恥ずかしながら鳥肌。
こういう、タイトル回収的なシーンはいくつになってもグッときてしまいますねぇ。
クルーガーの話では13年で寿命が尽きるという話でしたが、進撃の世界ってわりと時間をすっとばす傾向にあるためエレンの期限までに終わるとは思えない。
なんでルール破りの主人公補正がかかりそうな。
過去編にアルミンやミカサの名前を出てきたことや、始祖の力を使うためにクリスタまで巨人化させてしまうのか・・・続きが気になります。
23巻は8月9日発売です。絶対買います。