『CUBE』トラップだらけの立方体からの脱出劇【ネタバレあり】
キューブという映画を見ました。
パニックホラーという話を聞いて夏に丁度良いと思ったのですが
どちらかというとサスペンス、ミステリー寄りだったかな。
概要
謎の立方体型空間「キューブ」に閉じ込められた男女6人が脱出を図る物語。
キューブ内は殺人トラップが張り巡らされた迷宮になっている。
感想
不条理さと緊張感に始まり徐々に人間の怖さが状況を上回るのが見どころ。
死亡フラグがそのまんま死亡フラグしているのは今となっては珍しいかも?
序盤から中盤にかけてはとにかくトラップの恐ろしさを演出していて
見終わってから構成の巧さを実感しました。
頼りになりそうな人間をいきなり失ってしまう衝撃もとても大きく
置かれた状況とトラップによって衰弱していくメンバーに、
見ているこちらも絶望感が増していきます。
カザンやワースが覚醒しそうな雰囲気は最初から感じていましたが、
主役と思われたクエンティンが豹変。
彼以外に肉体派が存在していないだけに、その恐怖と緊張が伝わってきて
トラップ以上に手に汗を握ってしまいました。
結局、リーダーを担ったクエンティンの手で崩壊してしまいますが
彼がいなければ誰も最後までたどり着けていなかっただろうしなぁ・・・。
ハロウェイがもう少し穏やかだったら結末は変わっていたのかも(笑)
数学によるキューブの謎解きに関してはぶっちゃけ良く分かりませんでしたが、
それでもラストまで新鮮な気持ちで見られて面白かった。
続編ではキューブの目的等の残された謎も解決するようなので
忘れないうちに見てみようと思います。