『魔法陣グルグル』シュールなギャグと魔法の融合【ネタバレなし】
続編が連載中で3度目のアニメ化が決まった作品。
スピンオフもされていて隠れた大作です。
今回は漫画版第1作のみをネタバレなしで書いていきます。
概要
勇者として旅立った少年・ニケが魔法使いの少女・ククリと出会い、魔王を打倒すべく世界を巡るファンタジーギャグ漫画。
作者は衛藤ヒロユキ・16巻にて完結。
あらすじ
勇者候補として無理やり旅立たされたニケは、村の決まりに則り「グルグル」という魔法を使うククリを仲間にする。
国王に勇者として認められたニケはククリとともに様々な力を身に着け魔王の元へ向かうのであった。
魔法陣グルグルの魅力
RPGゲーム風の世界観
この漫画、世界まるごとRPG風です。
例えばファミコン時代のメッセージウィンドウが現れたり、勇者一行のレベルやHPが表示される。
これがとても画期的かつギャグマンガとして上手に活かしているんです。
他にもゲーム特有の要素をふんだんに使い、ニケたちと一緒に冒険をしているようなワクワクが詰まっています。
またニケやククリのレベルアップが分かりやすく、徐々に魔法を覚えていくのが良い。
一癖も二癖もある魔法で最後まで楽しませてくれます。
インパクトが強すぎるシュールギャグ
見たことのない人でも「キタキタおやじ」や「ただし魔法は尻から出る」って言葉は知ってるかもしれません。
20年近く前の作品にも関わらず、この漫画のギャグは前後のシーンを合わせて思い出せます。
それほどのインパクト。
アクの強さはありますが物凄く印象に残り、そのシュールさが笑えます。
ノスタルジーに浸れる本作
今まで読んだことがなくてもどこか懐かしさを感じてもらえると思います。
何も考えずに楽しめる漫画です。アニメが始まる前に読んでみてはいかがでしょうか。